2007年10月24日水曜日

若い踊り手を育てる


鹿児島在住の伊是名友の会の会員A氏は、根っからの琉球舞踊愛好家。沖縄のかりゆし劇場や国立劇場で開催される公演に鹿児島から足繁く通っている。 


A氏はその道の評論家と言っていいほど琉球舞踊について精通していて、踊り手個人やその流派についてもかなり詳しい。A氏の凄いところは師匠クラスの踊り手は勿論の事、新進の踊り手も把握していて次回の出演を楽しみにしている。そんなA氏が師匠たちにお願いしている事は、師匠クラスの踊り手が芸の達人として舞台で披露するのは当然。これからの時代を背負っていく若い踊り手達をどんどん舞台に出していかなければ、若い人材は育たないし、先詰まりになる。たとえ舞台で失敗しても「上等、上等」と誉めれば次にいい演技を見せてくれるというのが彼の主張。

そんな彼の主張に同調して選抜した訳ではないが、12月8日の琉音研の三線、琴、太鼓、胡弓の演奏家総勢30名の前で高校生2名がオープニングの「かじゃで風」を舞う。当会のブログはこちら
17:33:00 - toshiko1886 - No comments

2007年10月19日金曜日

二次試験、無事合格!


 日本体育大学日本伝統芸能コース、合格の吉報が届いた。 


 一次は書類審査、二次は実技と面接。試験が終わった後に「実技はミスする事なく踊りきりました。面接も自分の思いの丈を面接官に伝えました。」と悔いのない報告があったものの発表を聞くまではハラハラどきどき・・・そういえば一昨年も沖縄芸大を受験して合格発表をもらった時は抱きあって喜んだものだが、今回も心の底から喜びの思いで胸が一杯である。嬉しい、万歳!

 幼少の頃から地道にお稽古を積み重ねてきた技量と、舞台に立つ経験も豊富で、且つ自分の事も一生懸命だが他人にも目配りがあり協調性がある性格面が総合的に判断されて今日の合格を迎える事ができたと推察するが、今日のこの喜びを忘れずに両親、学校の先生、みんなに感謝して、大学で沢山の事を学んで欲しいと願うばかりである。おめでとう!!!

 一昨年の沖縄芸大、今年の日体大合格と幸先がいいが、これから芸術大学をめざす受験生が2年後、3年後と控えている。受験が近づくにつれ心配で脂汗をかいて目が覚める夜もあったが、受験生と共にチャレンジはまだまだ続く。当会のホームページはこちら
 
14:04:03 - toshiko1886 - 1 comment -

2007年10月14日日曜日

芸術大学の受験

芸術大学の二次試験である実技と面接の試験がいよいよ当日を迎えた。日本舞踊と和太鼓、三味線と狂言という様に伝承される日本の伝統芸能から2演目を発表するという試験内容で、その試験内容を入手した時期も遅く、三線をお稽古して発表するには余りに日がなかったので、得意の踊りで挑戦しようと受験生と相談して決めた。 


 伊是名流二代目家元は離島巡行で琉球舞踊を披露する傍ら、日本舞踊、民族舞踊の師匠たちとの交流もあり物々交換的にお互いの舞踊を交換した。初代西崎緑さんが琉球舞踊を習得する為父を訪ねて来た時に置いていったという黒田節は、普段舞台で踊る事はないが、4人の講師の間で踊り繋いでいる。私も二代目の人脈のお陰で、日本舞踊を学ぶ機会にも恵まれ、創作にもその恩恵が深いのであるが、今回黒田節を試験の演目に決めて指導する事にした。

 琉球舞踊と日本舞踊とでは踊り方にかなり違いがあり、足の割り方やお扇子のかなめ返しで苦労したものの、若さと創作舞踊で多少なりとも日本舞踊に触れた経験が生かされたのか柔軟にこなす事ができた。発表する演目は琉球古典女踊り「かしかき」と民族舞踊の「黒田節」。試験前日の昨日、「かしかき」は同じ部屋に居合わせた琉球古典音楽三線の師匠が「鳥肌が立つほど胸にジーンときた」とコメントする程いい仕上がりで、黒田節も指導目標に達していて満足な仕上がりだった。

 幼少の頃から手塩にかけてきた娘たちが、自分の将来を見据えて大学の受験に挑む年頃になった。今は、思う存分演技して欲しいと願うばかりである。当会のホームページはこちら
10:16:35 - toshiko1886 - No comments -

2007年10月12日金曜日

練馬奄美会


10月14日(日)に大泉学園にある勤労福祉会館で、練馬奄美会の総会が行われ、7月の公演の折にお世話になった事もあり、当会から3人が出演予定。 


8月に「今回は発足当時からかかわった役員が2名他界されたので、故人がカラオケでよく歌った歌に振付けをして踊って欲しい」との依頼。普段踊っているのとジャンルが違うのでと一端はお断りしたが、「公演を見て、伊是名の会が踊れない曲はない」と押されて承諾。
 
 練馬奄美会の役員会の時にお邪魔した時はとてもお元気だったのに 急に他界されたT氏は7月の公演をご覧になる事が出来なかったが、二代目家元との接点があり自叙伝にも書いて下さっている。父を知る人もだんだんいなくなる中、自分の知らない時代の父の話をもっと聞きたかった。そんな思いを胸に14日T氏がこよなく愛した「城ヶ島の雨」を踊る。当会のホームページはこちら
02:31:15 - toshiko1886 - 1 comment -

2007年10月2日火曜日

NHK BS出演の話


9月13日の午前10時30分、NHKホール正面に25名玄関前に集合。後から合流した高校生2名は制服姿だった為、出演者入り口から入ろうとすると近くにいた警備員さんに引き留められたが、前日リハーサルの時に手渡されたリボンを見せて無事通過。全員揃って広い控え室で入念に手合わせした後、お化粧と本衣装に着替え、通しリハを待つ。カメリハで舞台に呼ばれ、セットも歌手もオーケストラも本番さながらの緊張した雰囲気の中、メンバーはテレビでしか見る事ができない歌手たちを見て心ウキウキ!お囃子も担当だったので3人がマイクを付け、襟元にピンマイクは慣れているのですが、後頭部からはめるマイクは初めて。カメラ撮りの関係で、後奏の振付けを急遽変更しなければならず調整。控え室に戻り、出番を待つ。「日本の叙情歌大全集」という番組は年年1回の企画で、2時間の番組なのでセットを含めたリハも2日がかりだ。 

紗幕の前に6人、紗幕の後ろの階段に21名がスタンバイ。紗幕が開きいよいよ本番。NHKホール万来のお客様の手拍子が嬉しかった。当会のホームページはこちら
23:46:05 - toshiko1886 - No comments -

あまみんちゅドットコム

22日土曜日、稽古場にあまみんちゅドットコムの製作者が訪ねてきてくれました。私がこのサイトを知ったのはつい先日。姪っ子からあまみんちゅドットコムというサイトがあるけど知ってる?がきっかけ。このサイトには奄美に関する情報が盛り沢山。例えば、奄美料理の店はどこにあるの?とか島うたはどこに行ったら聞けるの?なんて声に応える情報サイト。当会も奄美、沖縄の舞踊を紹介しているのでリンクお願いをしたら、早速取材に来てくれて教室案内のページをアップしてくれました。紅型の黄色をベースにした背景とセンターに伊是名ロゴと爽やかな表紙に仕上がっています。サイト覗いてみてね。

当会のホームページはこちら
16:35:10 - toshiko1886 - No comments -