先日沖縄に踊りを見に行きました。
沖縄での踊りと言えば、古典ばかりの子守唄になるような型の決まった踊りばかりと思われますが、今回は古典あり、創作ありと多種多様の舞台でした。
昼、夜の2回公演で昼の部の終了後、地謡の照喜名朝一先生の楽屋にご挨拶に訪ねたところ、「今、伊是名の噂をしてたところだよ。」と言われました。
今回の演目の中に[松竹梅]と[高平良万歳]がありました。
[松竹梅]はそれぞれ頭に被り物をつけておどりますが、今回は被り物をつけず、持っている扇子にそれぞれの絵が描かれて表現されてました。踊りも古典踊りに創作も加わり、また違った[松竹梅]を見ました。
その踊りをみて、朝一先生が江戸博物館での伊是名の公演で踊った[松竹梅]も梅は笠を被りましたが、他は被り物を着けず、手作りの松、竹、鶴、亀のアップリケを背中につけて踊っていたことを覚えていらっしゃって、一緒にいた琴の先生に説明されていらっしゃいました。
[高平良万歳]でも、創作が加わっていました。朝一先生は「伊是名は踊りだけではなく、芝居があった。兄弟で親の仇を討つ芝居を実の兄弟で役柄を演じ、最後に「エイエイオー!」と勝利を表現した演出が良かったね。」と褒めてくださいました。
何年も前の舞台を覚えててくださり、人間国宝からお褒めの言葉をいただき感無量でした。喜びのあまり、同じ内容でしたが夜の部も見させていただき伊是名のメンバーであることを改めて誇りに思いました。
なほみ
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