2006年12月12日火曜日

島情け

11月中旬から実家で火災があってからというもの怒涛の様に時が過ぎ、気がつけばもう12月半ば。変わり果てた実家を見て呆然としたが、次の瞬間さて次は何をすればという事が頭をよぎった。まず、火災現場の後処理。火災にあって初めて焼け跡の処理は自己責任という事を知りました。実家付近は古い木造の家が建て込み、高齢者も多く全焼8世帯半焼を含めたら12世帯が被災した大きな火事だったので、焼け出された被災者で奄美市役所に陳情に行きました。町としては仕分けをせずゴミ処理場に持ち込んでくれたら、後はシルバ-人材センタ-に協力してもらいゴミの仕分けは市で行いますという配慮と、また建友会という地元の建設業界で組織するボランティア団体があるので、被災者の代表と焼け跡の処理のお願いに市の職員が同行してくれたお蔭で、焼け跡の撤去は建友会の善意で行われました。また、個人的にも新聞で火事を知った人たちが病院に訪れ、島の暮らしぶりは自分たちの生活でいっぱいいっぱいのはずなのに、着の身着のままで焼け出された弟を気遣い金品でお見舞いして下さったり、自治体からはたくさんの見舞い金が寄せられました。島にはまだまだ共同体意識が強く残っていて、こんな時だからこそ温かい善意の気持ちが身に沁みました。心から、ありがとうございましたの感謝の気持ちを伝えたい。

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