2009年3月6日金曜日

沖縄県立芸術大学 合格!

 今年もそろそろ受験シーズンも終盤に差し掛かり、合格発表で一喜一憂しているご家庭も多いと思います。今日、当会の受験生玉置麻侑が沖縄県立芸術大学に晴れて合格と朗報。

 母親が沖縄の出身とあって、東京に生まれ東京に住みながら沖縄の音楽、踊りが三度のご飯より大好き。当会のなかのゼロホールの公演を見て感激して、お母さんに手を引かれて門を叩いたのは7歳の時。まだあどけない少女だったが、いつの間にか成長して大人のメンバーと背丈も変わらなくなり、公演メンバーとして活躍してくれた。その間もずっと学問より琉球舞踊が大好きという情熱は留まるところをしらない。
 
 高校も迷わず、芸術高校を選択。舞踊は勿論、演劇でも底知れぬ力を発揮して、学校からも確実に合格する推薦入学も勧められたそうだが、目指す処は沖縄県立芸術大学と意思は固く、12月まで学校の卒業公演で時間が取れず、受験対策の為のお稽古もままならず心配していたが、冬休みを返上して特別レッスンを行い受験まで頑張った甲斐あって、本日の合格通知・・・電話口の声も興奮した声、親子で抱き合って喜びを分かち合ったらしい。
おめでとう!!!

 沖縄県立芸術大学 琉球舞踊コースというコースは他のどの大学にも存在しない。琉球舞踊を深く学びたいと思う子供たちが通う大学で、日本唯一の大学である。日本で唯一という事は世界でただ一つの大学とも言える。このコースは専科の琉球舞踊の他に琉球舞踊の背景となる琉球舞踊の歴史、組踊りの詠え、髪結い、三線等琉球舞踊全般と 日本舞踊や能・狂言に至るまで多くの分野を学習する事ができる。

 お稽古事は一番始めに門を叩いた道場の先生を 一筋に師として貫く事が芸事の道義であり、指導者を二股三股かける事は通常はご法度であるが、大学には複数の流派の講師陣がいて、正々堂々ひとつの流派に偏る事なく他の流派の踊りも学ぶ機会が与えられるという特典がある。
 
 幼い頃から預かっていた子供たちが高校、大学と成長して自分たちの目指す処にどんどん挑戦して古巣を飛び立っていく事は、指導者としては最大限に喜ばしい事ではあるが、送る側としては寂しい気持ちも隠しえないが、4年間貴重な体験をして心と体を鍛えた子供たちが 成長して大きく羽ばたいていく姿を見るのも醍醐味のひとつである。

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