2006年9月29日金曜日

赤色の効果

今週月曜日の秋晴れに、巾着田の曼珠沙華が満開というので高麗に出掛けました。高麗という地名は朝鮮半島が高句麗、百済、新羅の三国時代に高句麗から日本にやって来た人たちが、この地域に移り住んだ事に由来してそうですが、現地に着いたら自生とは思えないほど広い範囲で曼珠沙華が真っ赤な花を咲かせていました。この花不思議な事に1枚の葉もつけず、茎からすっと真っ直ぐに伸びて花をつけていて、夏の花火はきっとこの花からイメ-ジされたのではと思われる人目をひく形をしているのです。赤は占いの本でやる気を起こす色とされていますが、琉球舞踊の若衆踊りの振袖の衣装も赤1色。前途洋洋な元服前の青年達を象徴するかの様な色です。しかし、紅葉の季節を先取りして辺り一面萌えいずる様な赤ではあっても、高麗の曼珠沙華の赤は強い色のイメ-ジを離れて、秋風に吹かれさも気持ち良さそうに揺れながら幻想的な雰囲気をかもし出していました。

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